第21章 赤&紫
松「してないって。…口には」
相「じゃ、どこ?ほっぺ?」
櫻「限りなく唇に近い小鼻を。ロックされました」
松「フフフ。ホントは寸止めするつもりだったんだけど、姫があまりにもガッチリ唇かみしめてるからさぁ。これ、鼻ふさいだらどうなるんだろうって」
四「…(小悪魔デターっ!!)」
(自分で)口をしっかりチャックしてる頑固鉄壁な姫→鼻をふさいだらホントに息ができない→結果、やむなく口を開けて呼吸するしかない…ってことね。
二「狙い通り、ホントに息を吹き返しましたね」
松「見事にね(笑)」
櫻「マジ苦しかったんだから!」
松「我慢し過ぎだって。こっちも離れるタイミングとかあるんだから」
櫻「こっちは頭真っ白になっててそれどこじゃなかったわ!!」
相「あ、酸素。どうぞ」
櫻「シュー、シュー…」
二「酸素大活躍だな!(笑)」
どうやら、ホントにしたフリで済ませる話になってたみたい。そう言っといて潤くんだからガチでしちゃうのかと思ってたけど。ホントに回避したんだね。重ね重ねさすが。いろんな技を持ってらっしゃるわ。
相「なぁんだ~。してないのか」
大「でも、なんか良かった」
相「見つめ合うとことかね。ドキドキしちゃったよね」
櫻「なんでだよ!」
二「なんかね~…。絵的にもう、エロイんだよ、そこ二人は」
櫻「なんでなんで!?」
そりゃ。我らが誇るイケメンツートップだもん。やっぱキレイだよ、まだ。絵的に。例えひとりが微妙なレベルの女装でも。
松「さ~てと。じゃあ今度は、翔くんに攻めてもらおっかなぁ♪」
櫻「うっ」
そうそう。これ、攻守あるからね。