第2章 極秘ミッション?
相「なんてなんてっ」
櫻「ちょっ…。押すなって!ブレて字が…」
松「読み上げてよ」
櫻「えーっと…。『猶予は最大一ヶ月間』…」
いっ
五「一ヶ月!?」
相「そんなに!?」
二「え、待って待って。何撮んのそれ。え?一ヶ月って…。映画とかじゃないよね?」
冷や汗の俺ら。でも更に驚く記述が。なんと、仕上がりが早ければ残りはすべてオフになるという、超破格の条件!!
大「マジで!?」
二「え、休めるってこと?じゃ、ぶっちゃけ今日でー…」
櫻「そうだよ!今日一日で撮り終えたら、残り約一ヶ月丸々…オフってことか!?」
松「ええ~?そんな美味しすぎる仕事あるかぁ?」
相「ちょっ、早く続き読んで!何?どんなの作ればいーのっ?」
色めき立った五人。当然だよ。一ヶ月休みって…夏休みレベルじゃん!?
でも世の中そんな甘くない。この業界に入って、まだ子供ながらにそれは理解できるくらいで。もう重々わかってたはずなのに、何でいちいち引っかかっちゃうんだろう。俺らもまだまだ若かったな。
案の定?その内容が明らかになるにつれ、徐々に空気は冷えていったよね。