第8章 青×紫
松「…目、開けたまんま?」
大「あ…」
松「いいけど、俺は」
大「…(伏目)」
なんか。
目の錯覚?ホントに大野さんが、女の子に、見えてきて…。
松「顔、見せて」
大「ん…」
そっと大野さんの顎に手をかけて、松本さんの顔が、近づいていく。
その距離に、一瞬開いた目。でも慌ててキュッと閉じ
その直後
肉厚の彼の唇が、彼女(彼だけど)のを優しく覆う…。
大「潤…」
松「…俺にも、してよ」
大「え」
松「これで…最後なんだから」
大「…」
なんだ。別れのシーンなのか、これ。完全アドリブだけど。そういう設定なのね?