第5章 シェイク!
松「振るねぇ(笑)」
櫻「…。何が出るかな、何が出るかな~…♪」
二「それ俺も今言おうと思った!」
松「ていうかさ。今更なんだけど、ひとりずつ順番に振るんだったら、普通にバラバラのを直に引いてっても変わんなくない?これ。ペットボトルに入れる必要なかったような…」
二「今更そんなこと言わないでや。おみくじ仕様に折るのにすげぇ手間と時間かかってんだから!」
相「そうそう。しかもちゃんと一個一個出やすいサイズに試行錯誤して折ってね?」
松「別に…フツーに引けばよかったような…」
櫻「違うじゃん、気持ち的に!」
相「そうだよ!おみくじ戦法の意味ないじゃん!!」
二「自分で直接引いたら自分が選んだみたいなカンジだけど、これだと…神頼みみたいなさ。勝手に出た!…ってことでしょ?」
櫻・相「そう!」
松「ま、そうかもしんないけど…」
二「しょうがない。みんな後ろ向きなんだから」
そう。前向きに自分の手で選びたくなんてないんだよ、こんなの。
って。
大「うぅん…ッ」
シャコシャコッ、シャコシャコシャコンッ!
二「…」
振る時間長くねえか?