第1章 【か】勝気な君へ☆
緑谷君が爆豪にあげたお菓子セットは、中身全てが“激辛”で揃えられてた。
爆豪
「……フン」
爆豪は、珍しく文句を言わない。
激辛のお菓子は嬉しかったみたい。
飯田
(流石だ、緑谷君!)
麗日
(流石幼馴染や)
葉隠
「次!風利ちゃん!」
芦戸
(キタキタァ!)
う、ついに私の番…
風利
「スー…ハー…」
喜ばれなくても、暴言吐かれる事にはなりませんように…!
そう願いながら、私は爆豪に紙袋を手渡した。
爆豪
「………」
薙景
(何選んだんだろ…)
爆豪が、紙袋の口を開けた。