第1章 【か】勝気な君へ☆
切島
「先ずは俺からな!」
最終的にプレゼントは別れて買ったから、切島君と緑谷君が何を買ったのかは、私も知らない。
切島
「ホラよ、爆豪!」
爆豪
「………」
切島君に促され、爆豪は渡された小袋を開けた。
中身は、キーホルダーだった。
爆豪
「んだコレ…」
メタルプレートに富士山の絵が描かれてる、キーホルダー。
「「………」」
切島
「爆豪、登山好きなんだろ?」
皆がリアクションに困る中、切島君は鼻を擦りながら笑顔でそう言った。
爆豪が登山好きだから、富士山のグッズを選んだらしい。
上鳴
(切島のセンス…)
耳郎
(一生懸命選んだんだろうな、ってのは分かるけど…)
薙景
(?…何がダメなんだろ?)