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【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第21章 蜂蜜レモネード5(影山vs及川)


「徹さん…、お願いします、誰にも…っ、誰にも……」
「言わないよ」
「……」
「でも、それは、今後の次第かな」
「はい、なんでも、します……」
そう呟く彼女の返事には、今までの『偽り』の愛すらなく、まるで虚無を抱いているようだった。


誰も知らない二人だけの取引。
それでも君はもう既にそれを破棄しているようなモノ。
君の心がここにないならば、どうこの虚しい一人遊びをやめてくれようか。
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