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繫がる物語

第4章 第四話


 


 エルアが地上から三、四メートルくらいのところで下降をやめると、そこは広場だった。
 だが、その広場は滅茶苦茶で、全体に衝撃波状の亀裂が走っていた。








 その広場の中央付近に、一人の男が倒れていた。
























 その近くには、一体の青い巨人がいた。





























 しかし、そんなこと、今はどうでもよかった。





























『アンタ!あぶねーぞぉ!!!』
『見つからない内に逃げてっ!』
『シン、あれは…』
『女の…子…?』
 広場から避難したのであろう、人々が指差し、口々にそう叫んでいたが、やはりこれも、どうでもよかった。


















































「ジュダルっ!!!!」
 悲痛な叫びを上げながら、エルアは地上に降り立ち、倒れていた男、ジュダルに駆け寄る。
「しっかりして!ジュダル!!ねぇ!返事してっ!!」
 ジュダルの上半身を上げつつ叫ぶエルアの声が広場中に響いた。


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