第24章 次こそ勝つ ~青峰大輝~
大輝side
久しぶりに負けた今日の試合
これじゃ、香音に会わす顔がねぇじゃねぇか
もう、帰っただろうな
はぁかっこわりぃ
「ちょっと!青峰くん!どうして、香音ちゃんに会わないの⁉
待ってたよ!」
「んだよさつき、負けたんだから会えるわけねぇだろ」
「もうっ!青峰君のバカッ!」
「あぁ!?んだよさつき!」
いっちまった
別に負けて悔しくないわけじゃない
ただ、香音は何をいうだろうかこえぇだけだ
「かっこわりぃな 俺」
その日から俺は香音をさけた
どうしても、喋る気になれなかった
練習には毎日来ている
だが何やっても集中できねぇ
「おい!青峰!集中せろやぁ!」
「あぁ?うるせぇなやってんだろが」
「なんだよ!その先輩にむかっての口の利き方は!?」
「うるせぇなかんけーねぇだろ」
はぁ、あいつがいねぇだけで、こんなにもつまんねぇのか
もう帰ろう
俺が、下駄箱の扉を開けた先には一つの手紙が入っていた
[青峰くんへ
今日、屋上で待ってます
香音]
とうとう、ふられるのか