第23章 赤点なう ~黄瀬涼太~
涼太side
やばい、やばいっす・・・
今度のテストで全部赤点だと試合でれないって・・・
うちの学校どんだけ真面目なんすか・・・
「あっきーちゃん!! どうしたの?なんか難しい顔して」
あっ、みつけた!
この方法でいこう!
「香音っち~~助けて~~彼氏のピンチっす~~~」
「えっ!?本当にどうしたの?」
それから、俺は香音っちにすべてを話した
「ようするに、きーちゃんがバカだから私が勉強を教えろと、そういいたいのね」
「ひどっ」
「本当のことをいっただけよ。別に勉強を教えるくらいしてあげるよ。でも、それまではキスもハグも禁止!!あと、お礼はちゃんとしてよね?」
「なんでっすかぁ!?しかも、お礼ってなんすか?」
まさか・・・
「うぅん。クレープ10おごりとか!」
はいっ!?
「わかったっすよぉ」
なんか、期待した俺がバカみたいっす・・・
そんなことを思いながら俺は勉強を始めた
が、さっそく分からない・・・
俺ってこんなにバカだったんすか!?
「香音っち~~~ここ教えてっす~~~」
「えっもう?どこどこ・・・簡単じゃん!! ここ先に計算して、そしてこの公式を使えばいいんだよっ!! きーちゃんって本当にバカだね」
「ひどっ!」
「嘘だよ さっ早く解いて帰ろう!」
なっなんなんすか!?この笑顔!反則っす!!
そんなことを思いながら俺は勉強を終わらせた