第17章 君がいるから頑張れる ~紫原敦~
香音side
初めて彼に会ったときは、驚いた
めっちゃでかいことに
最初は、正直いって苦手だったけど
徐々に気が付くと彼のことを目で追っていた
「ねぇ、考え事ってなぁに?」
「うぅん、ひみつ~~」
「えぇけちぃ」
「ケチじゃねぇし」
彼は、子供みたいに怒った
そんなとこもカワイイ
部活が終わって私たちは楽器を片付けた
楽器をなおすところがなかなか高くて一人でじたばたしてた
「かしてぇ」
そういって、彼はポイっとなおした
「敦君!?」
「かのチンはすごいじたばたして可愛かったからねぇ」
「帰ろっか」
「そうだねぇ」
「そういえば、考え事って何?そろそろ教えてよぉ」
「うぅん?考え事? それはねぇいつこうしようか悩んでたのぉ」
「チュッ」
「!?」
彼は私にキスをした。
「えへぇ、かのチン甘い味がするぅお菓子みたぁい」
「いや、食べ物にしないでよ!」
少し甘えん坊な彼も大好きだよ