第17章 君がいるから頑張れる ~紫原敦~
敦side
俺は今、吹奏楽部に入ってる
担当はトロンボーン
なんで、俺がこの部活に入ったかというと…
「あっ!!敦君!!トロンボーンもう運んどいたからねぇ!!あと、今日一緒帰ろうよぉ!!」
そう、彼女のせい
名前は香音俺が、入学したときに助けてもらった先輩だ
今は彼女である
「かのチン今日もかわいいねぇ」
「もう、先輩にチン付けしないの!!ねっそれより一緒帰ろうね!!」
「うん、もちろんオッケェ」
でも、吹奏楽自体はあんまり好きじゃない
(あぁあ、これがまいう棒だったらなぁ)
しょっちゅうこんな事考えてる
「敦君一緒に合わせて練習しない?」
「うん、かのチンならいいよぉ」
「ちゃんと、ついたきてね!!」
彼女の楽器はフルート
実力もそこそこある
(かのチンフルートのふき方可愛いなぁ)
「ん! 敦君遅れてるぞ!」
「あぁごめんごめん ちょっと考え事してたぁ」
「考え事?敦君が?めずらしいね」