第14章 不器用な彼だけど ~笠松幸男~
彼が、お風呂に入っている間に、私は途中だった、夜ご飯を終わらせた。
今日は、彼の大好きな、ハンバーグ
しかも、ちょっと一手間かけてみた
「幸男君、なんていうかなぁ」
ちょっと、ウキウキしながら私は彼が上がってくるのを待った
「おい 夜ご飯できたか?」
「うん! もうできたよ!! 今日は、幸男君の好きなハンバーグだよん!!」
「まじか!? 早く食おうぜ」
「うん!!」
彼の前に、ハンバーグを運ぶと、彼は顔を真っ赤にしていった
「お前、なんてこと書いてんだよ!」
ハンバーグにはケチャップで、「幸男君大好き♡」
と書いていた
私はなかなか、いい案だったとおもったけどなぁ
「えっ!? だめだった?」
「はぁぁぁぁぁ」
彼は、ため息しながら、夜ご飯を食べていた
(ひどいよ!! せっかく、喜ぶかなって思ってつくったのにぃ)
私は、少しむっっとした。
ご飯を食べ終わると、彼は、自分の部屋で今日の反省をしていた。
私は、優雅にテレビをみてた
まだ、怒ってる
許さない!!
「おい 香音俺もう寝るから」
「どうぞ!! ご勝手に」
私は、少しムッとしながら言った
怒ったかな?
少し不安になった
すると、彼は私を優しく抱きしめた
「さっきのこと、怒ってるならゴメン でも、気持ちは嬉しかった」
「幸男君!?」
「えっと、だからあの… 今日は、一緒に寝よ?」
彼は、顔を真っ赤にしていった
「えぇ、しょうがないなぁ」
私は、嬉しそうに言った
幸男君、不器用だけどカッコいいなぁ
ずっと、ついていくからね