第12章 隣にいられればそれでいい ~小金井慎二~
香音side
今日は、いよいよ、土曜日、コガとのデートの日だ
ばっちり、服装も整えてきた
「ごめーん!! 香音待ったぁ?」
彼が遅れてくるのはいつものこと慣れてる
「ううん、いまきたとこ」
「よっしゃぁぁ なら行くぞぉぉ!!」
「おぉ!」
ていっても、彼が乗る乗り物はスリル系ばかりだ
私は、あまりスリル系が慣れてないけど、これも、コガのため、頑張らなくちゃ!!
「香音、怖いなら俺の手握っててもいいよ?」
「え?」
「顔に書いてある あんま得意じゃないんだろ?」
「うん… ごめんね」
「いや、あまらないで、ごめんな、俺香音を振り回してばかりで」
そんなことない彼はいつも私に笑顔を与えてくれる
「うぅん、コガはいつも、私の事考えてくれる 私知ってるよ? レギュラーなるためにいつも、居残り練習頑張ってるもんね」
「大好きだよ コガ」
そういって、私は、彼にキスをした
彼は、顔が真っ赤になっていた
彼が、レギュラーになるまで、私も絶対あきらめないよ