第9章 必ず勝ってくる ~火神大我~
大我side
「ねぇ、大我ぁバスケしてこぉよぉ」
「あぁ!? お前バスケなんてできるのかよ?」
初めて聞いた
「うぅん、まったくでいない!」
は!?
「爽やかに言ってんじゃねぇよ!」
まったく
俺が香音に出会ったのは、入学式の時だった
彼女の明るさに惚れて付き合うようになった
ときどき、振り回されるけど、それも彼女の笑顔の前では何も言えなくなってしまう
「ったく わぁったよ! やりゃぁいいんだろ!!」
「わぁい、やったやった! 大我のシュートまじかでみられる!」
「えっ!? そのため!?」
よっしゃ!いっちょやってやるか!