第6章 君は僕の物 ~赤司征十郎~
香音side
うぅぅぅ、いつ渡そう
今日は、征ちゃんと付き合い始めて1か月の記念日なのにぃ
プレゼントもちゃんと買った
でも、いつ渡せばいいかわかんない!!
どうしよう
あっという間に、家についちゃった…
「あっ、ありがとう征ちゃんいっつも送ってくれて」
「何をいっている。それくらい彼氏なんだから当たり前じゃないか」
「そうだね」
「ところで、何か言いたいんじゃないか?」
「え?」
今だ
「えっと、征ちゃん今日は、付き合い始めて、1か月だね。
うぅん、えっとこれ、征ちゃんにプレゼント」
そういって、征ちゃんにプレゼントを渡した。
彼の好きな色、赤のタオル
彼は微笑みながら
「香音の様子がおかしかったのは、このせいだったからか」
「え!? 気づいてたの!?」
「当たり前だ 何か考えてる様子だったからな」
やっぱり、彼に隠し事は通用しないなぁ
「香音。 お前は俺のものだ。 誰にも手放すつもりもないし、ずっと一緒にいるつもりだ お前はどう思ってる」
「私? 私は、ずっとずっと、征ちゃんの隣にいたいし、あたしだって、征ちゃんをほかの女の子に譲りたくない… ごめん、変なこと言って・・」
自分でも、何をいってるか分からなくなった
でも、征ちゃんは、私を強く抱きしめて撫でながらいった
「いや、今の言葉は100点だ」
優しくて、ちょっぴりいじわるな、征ちゃん
ずっとずっと、一緒にいようね