第35章 あの瞬間で ~笠松幸男~
家に帰ったら早速チョコレートづくりを始めた
まぁ、あかねのおかげで何事もなくチョコレートができあがった
そして今日は!
「ついに!バレンタイン!」
「おっ香音気合いはいってるぅぅぅ」
「そうだよ!だってあと10分後には私の運命が決まってるんだよ!」
「大丈夫だよ もしフラれても香音には私がいるから!」
「それは嬉しいけどフラれるなんて恐ろしいこと言わないでえぇ」
「はいはい!」
「おい香音帰るぞ!」
「ゆー君! 分かったちょっと待って!」
「頑張れ!香音!」
「ありがとう!あかね!」
そうして私たちは帰り始めた
いっいつ渡そう~~~~
「おい!ついたぞ」
「えっ!?あっあぁ」
「じゃあな」
待っていかないで!
「待って!」
「あっ?」
「そのっ・・・」
勇気だせ!私っ!
「その・・・ずっと前から好きでした!私と付き合ってください!これっチョコレート!」
あっいっちゃった・・・
「!?」
ゆー君は少しビックリした顔をしてる
「ごめん無理だよね ゆー君、女の子苦手だもんね ごめんっ!じゃあまた明日!」
「まてっ香音!」
「え?」
「その・・・別にお前のこと嫌いじゃねぇし それにわりぃなお前のほうから言わせちまって・・・だから・・・その・・」
「ゆー君・・・」
「付き合ってやるっていってんだよ!」
「本当に!いいの!?」
「いいっつってんだろ!しばくぞ!」
「ゆーくん大好き!」
「うるせぇ!」
これからもずっと一緒だよゆー君!