第35章 あの瞬間で ~笠松幸男~
香音side
ねぇ気づいてる?ゆー君
ずっとずっと前から好きだったんだよ
ずっと前から
「おい!香音帰るぞ!」
「え!?」
「えって何言ってんだお前さっさ帰るぞ!おいてくぞ!」
「あっあぁごめん・・・」
「どうかしたのか?」
「いや、何もないけど・・・」
「ならいいけどな」
ゆー君とは幼稚園から一緒つまりは幼馴染
ゆー君は女の子苦手だから喋れる女子と言ったら私ぐらい
ゆー君を好きになったのはずっと前から
まぁ、女の子苦手なのに私と付き合ってくれるわけないか
でもバレンタインぐらいはあげる!
頑張る!
~次の日~ !オリジナルキャラ入ります!
「あかね~~~~」
「わっ!香音どうしたの?」
「バレンタインって何作ればいいのぉぉ」
「何ってチョコレートでしょ あっ笠松君にあげるのか!ついに香音が告るのかぁぁ」
「ちょっと!まだ告るなんていってないよ!だって、あのゆー君が付き合ってくれるわけないじゃん!」
「勝手に決めつけるの?」
「え?」
「まだ分からないじゃん 勝手に決めつけたら、そこで終わるよ?当たって砕けろだよ!大丈夫チョコレートなら私も手伝ってあげるから」
「うっうん!私がんばるっ!」
「よし!そうなれば早速香音の家でチョコレートづくりだぁぁ!バレンタインはもうそこだぁぁ!」
「よっしゃぁぁ!ゆー君まっとけよぉぉぉお!」