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黒子のバスケ  ~俺の愛する人たちへ~

第30章 まだまだだけど ~降旗光樹~


「降旗君は馬鹿ですか?」

「ばか!?」

「そんなことで香音さんは嫌いになったりしないと思いますよ。 それに、降旗君は今頑張ってるじゃないですか。」

「俺はまだまだだよ。練習にもついていけてないし・・・それにまだ試合にもでれてない・・・でれたとしてもちょっとだけだし・・・こんな俺と香音が付き合ってくれるわけがない・・・」

俺は何をいってるんだろう。こんなことじゃ、余計だめなのに・・・

「降旗君、思いを伝えたらどうですか?この前の海常戦よかったですよ。香音さんもしってるんじゃないでしょうか恐れてたんじゃ進めませんよ。降旗君はいつも頑張ってます。一年としての雑用も普段の練習もひといちばん声をだして。そんなに努力してる人が報われないはずがない だから、頑張って思いを伝えてください」

「っ!?ありがとう!黒子!」

俺は急いで図書室を飛び出した





下駄箱に香音はいた

「香音!」

「あっ降旗君!どうしたの?」

「ちょっといいかな?」

「うんいいけど・・・」

そうして俺は香音と一緒にひとがいない屋上にむかった

寒い風が俺の背中を押してくれた

「俺とそのっ・・・付き合ってください!」

香音はびっくりしていた
やっぱりだめだったのかもな

「わりぃな無理だよな まだ一番にもなってないし・・・それにこんな俺と付き合いたくもないよな」


「違うっ!」

「えっ!?」

「確かに4月の約束ははたせてはないけど、私知ってるんだよ。降旗君が夜遅くまで残って練習してること・・・それに、この前の試合みにいったよ。頑張ってたじゃん!すごくキラキラしてて・・・素敵だった!」

「えっ!?てことは・・・」

「私からもよろしくお願いします!」

「よっしゃ!!!!本当に?本当にいいの?」

「うん!なんだかんだ私も降旗君のこと好きだし!だから今度から、光樹ってよんでいい?」

「うん!!いいよっ」

俺はまだまだだけど、もっと強くなって香音を絶対幸せにする
約束するよ香音
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