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黒子のバスケ  ~俺の愛する人たちへ~

第30章 まだまだだけど ~降旗光樹~


降旗side


「おっおれとっ付き合ってください!」

「ごめんなさい!」

「えっ」

即答すぎるよ

「ごめんね。でも何かで一番になったらいいよ。」

「本当?それまで待っててくれる?」

「うん待ってる」






4月に香音と約束して半年が過ぎた
でも、いまだにこの約束は果たせてない

というか無理だと思う
学力はどう考えても無理だし
バスケにしてもあの火神に勝てるわけがない

「はぁぁぁぁぁぁぁ何してるんだろう俺は」

「降旗君」

「うわぁぁぁぁ! 黒子っ!?ってどこ?」

「僕はここです」

「うぉ!なんだよ黒子おどかすなよ」

「おどかしてなんかいません。」

「まぁそうだよな」

「ところで降旗君どうかしたんですか?」

「え?」

「さっきから、ずっと死んだ顔してますよ? 大丈夫ですか?」

「あっあぁ ちょっとな・・・」

「なにかあったんですか?」

「実はな・・・」

本当に黒子には嘘が通用しない
俺は香音との約束すべてを黒子に話した
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