第26章 彼を考えるだけで ~伊月俊~
香音side
きっと耐えられるって思ってた
彼のためならしょうがないって
でも・・・
「さすがに二週間会えないのは辛いよぉぉっぉ」
wcが始まり、毎日試合があるから簡単に俊君に会えないのは知ってる
でも二週間っていうのはちょっと・・・
なんとか明日会える日を作ってくれたってさっきメールがきた
あんまり外に出たくなかったから私の家で過ごすことにした
「二週間ぶりの俊君ワクワク!あっちょっと気持ち悪いかな・・・」
私は一人で浮かれまくった
次の日
[ピンポーン]
きったぁぁぁぁ
「ハイッ!」
私は勢いよくドアを開けた
「危ないよ香音 そんなに俺に早く会いたかった?」
「あっゴメン!私の部屋に行って」
「うん。おじゃましまぁす」