第2章 彼の秘密
「まあ、何も人間に害を加えたりはしないから、気にすんなって」
なははははと、笑いながら五月はそう言った。
いや、いまこいつを病院に連れていくか否か真剣に悩んでます。
うーん、、
ま、いっか!せっかくの貴重な部員だしね!
「そーなのね!またなにか手伝えることがあれば言ってね〜〜」
そう言うのが無難だと、考えた。
<<翌日>>
「質問してもいい?」
「どーぞ」
「なんで私、休日の朝っぱらに五月に呼び出しくらわなきゃなの?!」
そう。何を隠そう、昨日急に交換したばかりのラインからメッセージが届いてきた。
"明日、朝8時に昨日のファミマで集合!!"
そして今に至る。
「いやー、俺、神さまに家とか手配してもらうの忘れちゃってさ、金もないし、協力するって言ってくれた鈴音にたかろうと思って」
たかるとか言うな