第12章 彩雲
「うわ…すごっ!」
翔くんのに装着されてたゴムを外して、蛍光灯にかざすと。
そこには溢れんばかりの大量の翔くんの精液。
「ちょっと、出し過ぎじゃない?」
「しょうがないだろっ!その…めちゃくちゃ、気持ち良かった、んだから…」
最後は消え入りそうな声になって。
恥ずかしそうに目を逸らす翔くんは、めちゃくちゃ可愛かった。
「そ、そういう智くんこそっ!俺までドロドロなんだけどっ!」
「あ~、ごめ~ん…てへっ」
俺が出したもんは翔くんの腹まで飛び散っていて。
ついでにシーツにも飛び散ってる。
「てへっ…じゃねぇだろっ!もーっ…シーツも取り替えないと寝られないじゃん…」
「だってぇ~、翔くんが我慢させるからさぁ…。最後、すっごい気持ち良かったもん!」
「もん、って…」
俺たちは顔を見合わせて。
同時にぶーっと噴き出した。
「シーツは後にして、とりあえず風呂行こっか」
「うん!」
差し出された手をぎゅっと握り、手を繋いでベッドを降りる。
「でも…今日の智くん、すっげーエロかった。あ~いう変態チックなの、燃えるタイプだよね?」
「えぇっ!?そ、そんなこと…ある…かも…」
「ねぇ、秋葉原にさ、そういう専門店があるんだけど…今度行かない?」
「そういうって?」
「だからぁー、大人が使うおもちゃだよ~」
「えええ~?」
「だって、智くんが使うもんだから、自分で選んだ方がいいでしょ?」
「でも、2人で行ったらさすがに目立たない?俺、週刊誌にそんなとこ載っちゃったら、恥ずかしくて外歩けないよ~」
「そっか~。じゃあ、ネットで買うか~。風呂上がったら、探してみよう!」
「…いいけど…」
なんだかノリノリの翔くんに引っ張られて。
俺はバスルームのドアを開けた。