• テキストサイズ

kagero【気象系BL】

第11章 朝暉


【智】


翔くん…

俺がシックスナイン苦手だって知ってたっけ!?


「ほら、早く♪」

恥ずかしくってモジモジしてたら、先を促す翔くんの楽しげな声がした。

「えー…やんなきゃ、だめ?」

許してもらえるかなって期待を込めて、上目遣いでお強請りしてみたけど。

翔くんはベッドの上に大の字に寝転んだまま、ニヤリと笑う。

「まぁ…どうしても嫌だって言うなら仕方ないけど?じゃあ、俺のこれもお預けかなぁ…?」

そう言いながら、腰をくいくいって動かした。

迷彩柄のパンツには、はっきりくっきりしょうくんのカタチが見えてて。

思わず、ごきゅっと喉が鳴った。

「いいの~?俺のこれ、欲しくないの~?」


欲しい!

欲しいにきまってんじゃん!


「っ…もうっ!わかったよ!」

覚悟を決めた俺は、勢いよく翔くんの上に跨がった。

「わぉ!大胆!」

翔くんの声は、完全に面白がってるそれで。

「ふふっ…可愛いのがいるなぁ」
「ふ、ぁっ…」

ふっと先っぽに息を吹きかけられて。

たったそれだけなのに、俺の体は大袈裟なくらい震える。

「あれ?今ので感じちゃった?」

なんて、すっとぼけてるけど。

絶対確信犯でしょ!

「良い眺めだな~。後ろのお口までバッチリ見えてるしっ」

わざと羞恥心を煽るような言葉を選んで、俺に投げ掛けてきて。


ほんっと!
どSなのな!


「もうっ…そんなこといいから、早くシテよっ」

恥ずかしさで頭がおかしくなりそうで。

それを隠すためにわざと強い口調で言いつつ、先っぽを翔くんの唇に押し当てた。

「いいよ~?でも、俺まだパンツ履いてるんだよねぇ」
「あ、ぁんっ…」

ペロッと先っぽだけを舐められて。

背筋がぞくぞくっとした。

「早く、脱がせて♪」

/ 351ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp