第11章 東京テディベア(一松愛され……カラーEND)
トド松。いつも、兄としてしたっていてくれてありがとう。お前にとっては5人いる兄のうちの1人だとしても、おれにとっては二人しかいない弟のひとりだったんだよ。こんな別れでごめんね。
トド松のこと、いっつも応援してるから。
幸せになれよ。
十四松。いつもおれのそばにいてくれてありがとう。
何かあった時、そばにいてくれるのはいつもお前だった。
おれがここにいれたのもお前のおかげだと思ってる。
ほんとうに感謝してる。
あの子のこと、応援してるから。十四松なら平気だよ。
チョロ松兄さん。いつもツッコミしてくれてありがとう。
がんばって真面目ぶってるけど、おれは普段のチョロ松兄さんの方が好きだなぁ。
だから、たまには息抜きしてもいいんだよ。
すこし、休むことを覚えた方がいいと思う。
おそ松兄さん。いつもおれに構ってくれてありがとう。無愛想な返事しかできなかったけど、本当は凄く嬉しかった。
なんでこんなやつが長男なんだって何回も思ったことあるけど、あんたは長男で良かった。今なら心から思える。
最後に……カラ松。好きだったよ。ずっと。
なのに素直になれなかった。
そんなこっちの勝手な都合で何度も傷つけてごめん。
でも、この気持ちがバレてお前に距離を置かれるのが嫌だった。
……怖かったんだ。
本当は好き。大好き。
……ごめんね。好きになって。
カラ松はちゃんと、女の人と幸せになって。おねがい。
心の中で別れを告げて1歩前へ足を動かす。足元の小石が数十メートル下の海に落ちて水が跳ねる。
辺りを見渡せば綺麗な夕焼け。
大きく深呼吸をした。
そしてぎゅっと目を瞑り体を前に倒す。
ふわりと宙に浮いた感覚がする。
さよならみんな。ありがとう。