第1章 地球最後の告白を
〜カラ松side〜
一松がいなくなった世界。
そんな世界はオレの中で枯れたも同然で。
この時、本当の『悪戯』の意味を知った。
神様は意地悪だな。
こんなにオレ達に試練を与えてくるなんて。
でも、オレ達はまた出会った。
男同士で……まぁ、それは今までもそうだったか。
兄弟で……六つ子で……兄と弟。
最悪な組み合わせだ。
例え、オレ達が両思いになってもみんなから祝福されることは無いだろう。
でも、今までのように振られるのが怖くて臆病な自分ではない。
今だから言える。
地球最後の告白を。
一番最初に出会った時からこの胸の中にあったこと思いを。
今なら包み隠さず一松に伝えることが出来る。
オレは今日、赤塚公園に一松を呼び出している。
要件は全く伝えていない。
ただ、来てくれとだけ伝えている。
遠くに一松らしき人物の影が見えた。
オレは目をつぶって今までの一松との思い出を思い返した。
別れの前の一段と綺麗な夕焼け。
遠回りばかりしてしまった日々。
何もかも終わってから気づいたこの恋心。
そんな思い出を胸に今、オレは一松に思いを伝える。