第5章 カゲロウデイズ(パーカー松)
また俺は布団の上で目を覚ました。
何度目だろう。
少なくとも数十年は繰り返してる。
ここから抜け出す方法はとっくに気づいてる。
こんなの……解決方法はひとつしかないだろ。
俺は何回も繰り返したように一松と公園に行く。
そして、轢かれそうになったタイミングで一松を突き飛ばす。
すると、体全身に鋭い痛みが走った。
これでいいんだよな……。
俺は空を見上げて文句言いたげな太陽に向かってニヤリと笑った。
一松がそばで俺の名を呼びながら泣いている。
薄れていく意識の中で最後の力を振り絞って口パクで伝えた。
『す、き、だ、よ。』