第3章 告白予行練習(速度)
〜おそ松side〜
チョロ松の告白がまるで自分にされてるみたいでドキドキしちゃったよ……。
涙がこぼれそうだったからチョロ松に背を向けた。
そして心にも思ってない言葉を口にした。
「応援……してるから。」
そう言ってもう一度上に上がろうとしたら袖が引っ張られた。
「まって!」
「どうした……っ!?」
びっくりした。
チョロ松の小さな目から大粒の涙が零れていたのだから。
「あのね!ぜんぶっ!練習なんかじゃないっ。うそつきでごめんっ。ずっと前から好きでした……」
嗚咽混じりにそういうチョロ松。
顔が赤くなるのを感じた。
「男同士とか!兄弟とか分かってる。おそ松兄さんが女の子が好きなことも!でも、僕の気持ち……知ってて欲しい。」
気づいたら俺はチョロ松を抱きしめていた。
「……兄さん?」
「もー。ホント可愛いなお前……。」
「ふぇ?」
「……これ以上好きにさせないでよ。」
「それって……」
あと一言……。
俺の頭が逃げ出したいと叫んでいる。
俺はそれを抑えて口を開いた。
「チョロ松……好きだ。」
チョロ松のめから涙がドっとながれた。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
なんか敬語になっちゃったけど、伝わったかな?
伝えたのに、それでも鳴り止まない心臓の音。聞こえてないことを祈ろう。
……でも、聞こえててもいいかも。戸惑うチョロ松見たいし。
「僕もおそ松兄さんのこと……好き……」
俺は照れ隠しでチョロ松の頭をわしゃわしゃした。
「バレバレだよね。あの二人。」
「なんでお互い気づかなかったの……」
「セクロス!」
「……一松、オレ達も……」
「死ね。」
「えっ……」