第3章 O&M
朝目覚めると、隣にあったはずのぬくもりがなかった
あれは夢だったのではないかと心配になって起き出してみると、向こうの部屋から物音がして、美味しそうな匂いを感じた
夢でなかったことにホッとしながらキッチンに向かうと
「あ、潤おはよう」
「……おはよう」
「もうすぐ出来るから待ってて」
大野さんは朝ごはんを作ってくれていた
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
シンプルだけどとても美味しいごはん
二人で朝食をとるなんて、昨日までなら考えられなかった
とても温かい気持ちになった
「今日は俺の方が終わるの早いから、潤のこと迎えに行くよ」
「いいの?」
「可愛い恋人のためだろ」
「……(照)………ありがと」
こんな幸せがいつまでも続きますように
End