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青 い 花 【文豪ストレイドッグス】

第33章 推理狂想曲




「……登場人物は千人。その半数は殺人鬼……作中死も十二分に有り得る。覚悟はできておられるか、乱歩君のご友人」

『はい。二人とも、覚悟はできてる?』

「「はい」」


敦と芥川の声が、初めてぴったりと重なる。
なまえはふ、と優しく笑ってから、敦の左手と、芥川の右手を取って自身の手を重ね合せた。


『行くよ、二人とも』


二人が頷くのと同時に、ポオが開いた本に触れる。
瞬間、辺りは光に包まれて。


先程まで在った三人の姿は、本に吸い込まれるように、静かに消えたのだった。




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