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〘轟焦凍R18〙初めての愛を集めて

第14章 *自尊心と自嘲*




薄暗い森を歩くのは6本の足。
うち4本、二人分の足は自ら動かす事は叶わずに引きずられる形で道を進む。

微かに見える青白い炎が唯一の光。
月の光は森の中では見えなかった。


体が重い

今すぐにでも歩くのをやめてその場に跪きたい


視界が揺れる

ここが何処なのか。果たして正しい道を歩いているのか分からない


寒い

2人を引きずる指の感覚が無い


動きたいのに歩く速度はいつもの半分。
息を吐くと、目の前で揺れたセミロングに霜が付いた。
泣きたいのに涙が出てこない。
体の全てが凍って液体なんて残ってないみたい。











(会いたい……焦凍……)







口が開かず言葉に出来ない願い。
この時、別の場所では爆豪勝己がワープゲートの中へと吸い込まれていた。







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