第10章 *Cultivate love (2)*
プチ……とブラが外れる音がしてするり、と下着が脱がされる。
羞恥心に耐え、ようやくお風呂に入れる、と思った私の身体を再び焦凍が前から抱き抱えた。
「えっ、焦凍?焦凍ってば……!」
「洗ってやるから大人しくしてろ」
洗ってやる……って身体を?!無理無理無理無理!!!
「待って、それは無理。本当に無理」
恥ずかしさで死んでしまう。
これだけは絶対に阻止しないと……
「ユイ……出掛けるのが遅くなる」
「だから、自分で入れるよ!」
「この家は誰のもんだ?」
「それは……焦凍のだけど……」
「じゃあ俺に従え……いや、この1週間だけは俺に甘えてくれ」
1週間だけ、と寂しそうな顔で言われてしまっては断れない。
無言で前に向き直ると、焦凍は私にお礼をしてからシャンプーを始めた。
(私も素直になれたらいいのになぁ。本当は嬉しいって言えたらいいのに)
そんな事を考えていると、肌にぬるりとした感触がして小さく声を漏らす。
「ぁっ……」
焦凍がボディーソープを手に取って私の身体を洗い始めているところだった。
焦凍は乳輪をなぞる様にしてもどかしい刺激を与えてくる。
「ああっ……はあんっ……」
「ユイ、感じてんのか?身体洗ってるだけだろ」
「ごめ……っ…」
こんなの感じるなと言う方が無理がある。
好きな人にこんな風に触れられて感じないわけがない。
焦凍はそれを面白がるかのように私の割れ目にそって指を這わせてきた。
「んぁ……はあんっ……!」
「ココも綺麗に洗わねぇと……」
全く慣らしていない私の中に焦凍の指が2本入ってきて、私の中でバラバラに動く。
「待って……っ……ダメッ……!」
言った時にはもう遅かった。
身体は焦凍の指に素直に反応して絶頂に達してしまった。
私が達したのを確かめるように指が抜かれ、焦凍は私の身体を洗い流し始める。
「続きは夜にな」
それだけ言って焦凍は私の着替えを手伝ってくれた。