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藍色の糸

第4章 藍色の糸 四


若干引きづられながら食堂に着いた。

この食堂では、いつも『食堂のおばちゃん』と言われているおばちゃんが一人で全学年の給食、住んでいる人には朝、夜のご飯を作ってくれる。

しかも、凄く美味しい。初めて食べた時は涙が出るかと思った。

おばちゃんがいつもいただきますの前に言う「お残しはゆるしまへんで!」は、怒った顔で言うから少しビビる。けど、こんな美味しいの残すわけない。

因みに、怒った顔はこの時だけでいつもはニコニコと優しい顔をしている。

雷蔵「兵助ー! お客様呼んじゃった」

三郎「は組に来た新しい転校生の子だぜ。」

食堂に入ると、二人の男子が座っていた。

一人は髪がツンツンで灰色みたいな髪色をしている。隣の人は、少し長い髪を縛っている。

「本当だ!可愛い転校生!」

結「かわ…!?」

「おほー、本当だ。可愛いね君!」

いきなり可愛いと言われて言葉が出なかった。その代わりまた顔が赤くなってしまった。
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