第25章 とある部屋の会話
「突然呼び出してすまないね、合宿のこともあって、疲れているだろうに」
「………いえ。私より、他の生徒たちが心配です」
「そうかい、なら遠慮なく単刀直入に言わせてもらうが…
君に、正式な許可を出そう。
爆豪勝己くんが攫われる心配も、君が戦うことさえできれば防げたことだからね」
「!!本当ですか」
「ただし、条件がある。
…クラスメイトたちに事情を話すこと。
そして、受け入れてもらえなかったら、君に許可を出すのは見送らせてもらう」
「充分です。
………ありがとうございます」