Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第5章 ハート
in パンクハザード
「ここが…」
「予想以上だな。」
クルー達と別れ3ヶ月が経過。
ようやく目的の地へとついた2人。
なまえの服装がニット帽は目深に、ツナギではなく少し厚手なコートにスキニーという服装に変わっている(コートにハートの海賊団マーク入り)こと、ローがコートを着ている事から、極寒だという事が伺える。ローの帽子が鍔付きなのは前の島でのなまえからのプレゼントだ。
周りには氷、雪…
喋るたびに息が白く色づく。
そして、2人の前にある工場のような建物。
「あっキャプテン!勝手に入っていいんですか?」
「あぁ。おれ達が来るのは知ってる。」
「え?」
「さっきから見張られている。さっさと入るぞ。」
「はっ、はい!」
ギィィと嫌な音が鳴って扉が開く。
「シュロロロ…やはり来たか。お前らは"七武海"トラファルガー・ロー、ボア・なまえ…」
「「っ!!」」
中にいたのは怪しげな男。
「おれは"M"シーザー・クラウンだ。他の奴らからは"M"と呼ばれている。シュロロロ…まァ、すきに呼んでくれ。茶でもいれようか。モネ!」
「はい、M。」
3人分のお茶を持ってきた女モネ。正確にはハーピー。
「ありがとうございます。」
「いいえ。」
なまえの礼に笑顔で答えるモネ。どこか怪しげな笑顔だ。
「本題に入る。おれ達をここに滞在させてくれ。期限は決められないが…」
「パンクハザードに滞在を?」
「記録のとれねェこの島に来るのも苦労した。元政府の秘密施設だからな… 。_________ 互いにつまらねェ詮索はしない。勿論おれ達がここにいる事も他言するな。「JOKER」にもだ。」
「……訳知りじゃねェか…なぜそこまで知ってる。そっちの女はどうなんだ?」
シーザーがなまえの方を向き聞いたが、ローが答えた。
「コイツも全て知ってる。何も知らねェド素人が飛び込んで来るのとどっちがいい?」
「シュロロロロ…成程同じ穴のムジナってヤツか…信用はできねェが害はねェかもな。なあ…モネ。」
シーザーが不気味に笑い机に向かってるモネに返事を求めた。