裏と表・黒と白【文豪ストレイドッグス】・【文スト】
第2章 2.彼女には向かない職業
芥川と淳の戦闘から数日後…
ボスの部屋
紅葉「わっちの可愛い鏡花がいなくなってしまった…」
姐さんは悲しそうな顔でそういった。
「姐さん大丈夫だよ!きっと戻ってくる。それに逃がさない…」
鴎外「そうだよ。紅葉君。今、芥川君が探してくれている。もうじき戻ってくるだろう」
カタッ…ボスは紅茶を片手にそう話す。
私は机の中央においてあるマドレーヌを1つとり
紅茶に浸し、一口食べる。
すると、コンコンコン…とノックの音がした。
ボスがどうぞというと、私が会いたかった人…
中原中也が扉をあけて部屋に入ってきた。
ガタッ!私は立ち上がり、中也の元に走って行く。
「ちゅーーーーーやーー!」
私が中也に抱きつく。
中也「ぬぉっ!!凛花、久しぶりだなァ」
私が中也の顔をみる
中也「凛花、マドレーヌ口についてるぞ」そういい中也は私の口のあたりにふれ、私の口についたマドレーヌのカケラを食べる
中也「あめぇ…。」
その光景をみてボスと姐さんはニヤニヤしてる
中也「それよりもう車椅子はいいのかァ?」
私は首をフルフル横に振る
「ううん…今日はリハビリデイ!だから車椅子に乗らなくていいの」
中也「そーか」
中也は私の頭をポンポンと軽く撫でてくれた
それから私は席に戻り、またマドレーヌを食べる。
その間中也はボスに今回の任務の報告をしていた。
報告がし終わって中也と私は一緒にボスの部屋をあとにした。
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「中也どこにいくの?」
中也「用事を済ませに行く。その用事が済んだら、一緒に飯食おうな」
ニッと中也が笑う
「ほんと?じゃあはやく帰ってきてね!姐さんとまってる」
私は中也に手を振った
多分…中也は拷問部屋にいる治に何かしに行ったんだだろうなと思った。