第3章 少女とアイドル
風斗「馬鹿なお姉さんが来たんだよ」
馬鹿なお姉さん…?
『……?あ、お姉ちゃんの事ですか?』
風斗「はぁ!?あれがアンタの姉!?アンタの方が…」
風斗はそこまで言って口を噤んだ
『……?』
風斗「お腹減ったんだけど…なんか作れる?」
『お夜食ですか?えっと…』
ガチャッと冷蔵庫を開ける
『あ、サラダありますよ』
風斗「それ頂戴」
はどうぞとサラダを渡す
『それでは私は部屋に戻りますね』
風斗「ねぇ…」
『はい…?』
風斗「別に敬語じゃなくていいよ、お姉さん」
"お姉さん"と呼ばれたは少しだけ擽ったそうに頷きリビングから出て行った