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好きになってはいけない相手

第10章 家族旅行


『私も部屋に戻りますね。おやすみなさい』

そう言って要の横を通り過ぎる

要「おやすみ…ちゃん」

その後ろ姿を見つめていた

要 side
ちゃんの後ろ姿を見送った俺は膝から崩れ落ちた

突き放す言い方、冷たい目
それは…祈織と似ていた
けれど祈織とは違う
きっと何かある

“私の事を調べたらすぐ分かりますよ”

けれど調べたら何かが終わってしまう気がして

要「ちゃん…君は何を抱えているの?」

全てを見透かしていそうな目で、本当は何も見ていないのかもしれない
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