第2章 新しい家族
要 side
小さく首を降るちゃん
要「言わないから教えてくれない?」
『…何もありません…』
強い口調で言ったわけでもないが何故か俺の心に刺さった
───拒絶だ
『それよりも、お風呂って空いてますかね?』
要「具合はもういいのかい?」
『寝てたら汗かいちゃって…まだ私の部屋ガスが来てなくて』
少し困った様に笑うちゃん
要「今は誰もいないと思うから空いてると思うよ。あ、ねぇちゃん?」
『……?』
キョトンして首を傾げるちゃん
要「お兄ちゃんって言ってくれない?」
絵麻ちゃんからは聞いたけど、ちゃんからは聞いてないからね