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【A3!】真夏の恋よ 永遠になれ【三好一成】

第1章 Summer #1





side Kazunari






カントクちゃんが喜びそうだな〜と思って並んだワゴンのカレーパン屋。
まっすーにバレたらやばそ〜…。と思いつつ。





そしたら、この間の試着室の女の子が、いた。


見間違いなんてしない。


もう会えないと思ってた。ずっと後悔してた。











『ねぇ!キミこないだの子じゃない?
三好一成、覚えてないかな?』









いつもの笑顔で、

トモダチの多い"三好一成"を演じて、

声をかけた。










真面目でガリ勉のオレのままじゃ、声をかけることも出来なくて。

良かったと思いつつ、少し胸が痛んだ。











『あ、……そ、う、です。
覚えていてくださったんですか…』













そう答える彼女は決して

華やかなものではなかったけれど、

釘付けになったんだ。













いつもの"オレ"はこう答える。






『もちろん!ねぇ、名前聞いてもい?
連絡先交換しよ〜☆』










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