第1章 年下彼氏 -嫉妬-
口の中でいやらしく指が動く
『んー…やらぁ』
口の中に指があるからうまく呂律が
回らない
貴久「まだ元気だね?」
私は首を横に振る
『も…むり…』
気付けば私の目からは涙が溢れていた
貴久「…梨花?…ごめん…泣かせるつもりなんてなかったんだけど…」
そう言うと貴久は口から指を抜き胸の膨らみを捉えていた手も抜いた
『…ふぇ…?』
やめるなんて思ってなかった…
貴久「悪りぃ…風呂入ってくる…」
『……わ…かった…』
貴久がいなくなった部屋で私は1人
頭冷やしてくるってことだよね?
悪いのは私なのに…
…謝らないと…
私は恥ずかしいのを堪えてタオルを体に巻きつけ風呂場へと向かった