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恋愛短編集

第1章 年下彼氏 -嫉妬-


貴久「俺がそんな優しい言葉をかけてあげると思った?」

『……っ』

思わず下唇を噛む

貴久「本当のこと言えって…」

『本当に残業だもん…!』

貴久「首のとこに付いてる印は何?」

『えっ…?』

慌てて首元を鏡で確認するとそこには薄いキスマークの印があった

『…これって…もしかして…』

貴久「心当たりあんじゃん」

『ち…違くて…』

貴久「何が違うの?」

『…そっ…それは!』

結局何も言えずに黙り込んでしまう

『…ごめんなさい…』

貴久「梨花…俺が聞きたいのは"ごめん"じゃないんだけど…?」

『…説明する…から…』

彼は何も言わずに頷いた
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