第5章 飼育*
「ぅああっ、あ゛、ん゛ぉ゛あ゛あ゛!」
「…っ」
賢哉はそのまま奥を嬲り、表情を変えずに濃厚な白濁を大量に注ぎ込んだ。
ゆらゆらとお互いの結合部が揺れ、賢哉が沙里を手放す。
「え?嘘?あの絶倫賢哉がイッたのか??」
「…ああ。」
「うっそーん…」
「おい、行ってこい。」
「…ぁ……」
便意に耐えられず漏らす沙里が見たかった律人は、落胆したような顔をして肩を落とした。
その彼の前をノロノロと床に這いつくばい、沙里は今にも消えそうな意識の中でトイレに向かう。
汗やら愛液やら精液やらを床に滴らせ、気力を振り絞って前へ進む。
全裸で後孔にストッパーを銜えた女を見送ると、律人は気を取り直して喋り始めた。
「…ま、沙里ちゃんのナカ最高だし、お前が負けるのも分からなくはないな。」
「お前は二連敗だけどな。」
「てめっ!揚げ足取ってんじゃねーぞおい!そもそも俺は勝負してねーし。」
「するか?勝負。」
「お?いや待て、色々考えて俺が不利だな却下だ。それに、まだやってない遊びあるだろ…?」
律人は口元を醜く歪ませて、穴は3つもあるんだから…とニタニタ笑う。
アナルストッパーを手にトイレからフラフラと出てきた彼女を捕まえ、耳元で囁いた。
「俺らと一緒に、もっと気持ちいいことしようね……」
その声に沙里は返事をしなかったが、焦点の合わない視線を虚空に漂わせ、薄ら笑いを浮かべた。
〈つづく……?〉