第5章 飼育*
「浣腸プレイとか、お前もよくそんなの好きになったよな。特殊性癖ってヤツ?」
「お互い様だな。」
「いやいやお前よりマシだって。」
賢哉の手に握られたのはイチヂク型の浣腸液。
それを沙里の肛門に差し込み、床に寝転がる律人と喋りながら中身を注入した。
慣れた手つきで合計2つの液を腸内に注がれ、変な感覚に沙里が冷や汗を流す。
「じゃあ…」
「お、やんのかそれ。さすが賢哉!」
嬉嬉として起き上がった律人はベッドに肘をつき、2人の様子を面白そうに眺める。
賢哉は見られても特に気にすることも無く、膝元の白いアナルストッパーを手に取った。
「…!あっ!い、痛…んぁ、っ!」
それを肛門に宛てがわれたと思えば無慈悲に押し込まれ、排泄器官が押し広げられる。
圧迫感が込み上げて息が浅くなる。
沙里の後孔がメリッと引き裂かれそうに痛み、瞳に涙が浮かんだ。
何かと思って振り向こうとするが、体勢のせいであまり見えない。
そんな彼女に賢哉は落ち着いて話しかけた。
「…痛いのは最初だけだ。」
「そのうち気持ち良くなるってさ。俺もイマイチ信じらんねぇけど、沙里ちゃん淫乱だから本当に気持ちイイって喘ぎそー。」
ほぼ初対面の人間に、この言われよう。
悔しくない訳ではなかったが、それ以上に納得してしまう自分がいた。
「う…トイレ、」
「…だめだ。」
「や、もれ…ん、ぁっ、あ…」
「漏れないように栓をしてる。安心しろ。」
「安心しろとかっ、鬼畜だなお前…!」
律人がゲラゲラと下品な笑いを零す側で、沙里はお腹の痛みに脂汗を全身から流す。