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【短編集】My Favorite【R18】

第2章 生贄の乙女#


「は…あ、あんっ、ひァ…」

沙里の吐く息の色が変わる。
明るい光を宿していた瞳は霞みがかり、穢れた世界のみを映す。
蕩けた雌の表情は何とも妖艶で、レイは甲斐性も無く煽られてしまった。

「いいな…君は今までのどの娘より優秀だ…。さぁ、力を抜いて…そう。」

従順に、素直に。
言われた通りにすれば、甘美な享楽が待っている。

堕ちるのではなく、昇る。
地獄ではなく、天国。
少女は真上のシャンデリアを虚ろに見上げ、口元を歪ませた。

そんな沙里に応えるように、レイは膝を折り曲げてしゃがみこむ。
背中も丸め、目線の高さを台に合わせた。

目の前に広がる光景に生唾を呑み、尖った鼻先を近付ける。

「良い反応をするから、てっきり経験済みかと思ったが…やはり処女だな。」

まじまじと目を凝らして見てみれば、熟れた秘裂が口を開け、隙間から処女の象徴が覗いていた。
男を知らない花弁は薄桃色で、汚れを知らない。

レイは可憐な花に誘われるまま、健気に勃起した肉芽に口を近づけ…ペロリと一舐め。
すると、沙里は一際大きな嬌声を発して背筋を波のようにうねらせた。

「きゃあぁっ―――!あヒっ、あ、」

固定された手足が暴れ、秘部からねっとりと蜜が垂れる。
限界まで感度を高められていた身体は、ほんの少しの刺激で達した。

初めてのエクスタシーに身を焦がし、沙里の奥が熱く火照る。
余韻にビクビクと腰を跳ねさせ、生理的な涙が目尻から流れた。

レイは「そろそろか…」と独り言のように呟き、立ち上がって沙里の横側に移動する。
長い後ろ脚で台も沙里も軽々と跨ぎ、彼女の口元に下半身を寄せた。
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