• テキストサイズ

真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第17章 真選組の子供達


私、一番大事な事忘れてた!

銀ちゃんに謝ってない!

名無し「銀ちゃん、ほんとごめん!」

慌てて銀ちゃんに駆け寄る。

銀時「良いって、名無しは悪くねぇから。

にしても名無しって子供になったら雰囲気変わるなぁ」

銀ちゃんは私をまじまじと見る。

名無し「そりゃぁねぇ。銀ちゃんも雰囲気変わってるよ?」

銀時「うーん…なんつーかよぉ、小さくて可愛いなぁ」

銀ちゃんの小さい手が頭の上にのる。

名無し「珍しい!銀ちゃんってそんな事言うんだ!」

銀ちゃんは「はぁ?」と笑いながら私の頭をがしがしと撫でる。

ヒョイっ――――――

名無し「わっ!」

突然体がふわっと浮き上がった。

土方「あんまベタベタ触るんじゃねぇよ」

あぐらをかいていた土方さんが私を持ち上げて足の上にのせた。

土方さんが背もたれになってなかなか良いフィット感…

今の私の頭は土方さんの胸までしかとどいていない。

目の前にいる銀時はにやっと笑う。

銀時「なんだテメェ親父ヅラか?それとも単に子供に発情…」

土方「んなわけあるかボケェェェ!!」

土方さんが私のお腹辺りに腕を回す。

土方「テメェみたいなのが触れたら、名無しまで死んだ魚の目になるだろーが」

銀時「なるかぁ!銀さんの目は人にうつりませんっ!」

あーあ、今度はこっちの言い合いが始まった…

サクッ―――――――――

何かが何かに刺さる音がした。

総悟「あっ間違えて土方さんに刺さっちゃいやしたぁー」

どうやら総悟の刀の先が土方さんの頭に刺さったらしい。

名無し「ひ、土方さん!血が!」

土方「そぉーおーごーくーん?今の棒読みのセリフは何かなぁ?」

土方さんがゆっくりと腰から刀を抜く。

総悟「子供に手ぇ出す変態に制裁でさァ」

総悟は涼し気な顔で笑う。

土方「てめぇは地獄で制裁してもらえぇぇ!!」

土方さんは逃げた総悟を追いかけて部屋を出て行った。

神楽「あのまま走ったらただのゾンビネ」

新八「はぁ…もう帰りますよ!」

銀時「大串君と総一朗君によろしく〜」

そう言って万事屋は屯所を出て行った。
/ 356ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp