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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第15章 真選組の秋祭り


土方「名無しー」

障子越しから土方さんに呼ばれた。

名無し「はーいっ」

開けるといつものように煙草を咥えた土方さんが立っていた。

土方「何か両頬赤いけど何かあったか?」

名無し「あ、えと…気合い入れてたんです!!」

土方「そ、そうか」

名無し「それで、どうしたんですか?」

土方「あぁ、晩飯作ってくれねーか?簡単なので良いからよ」

そっかおばちゃんも今日まで休みだから!

土方「他の隊士達にやらせたらな…わかるだろ?」

味はともかく、洗い場が綺麗なままなはずがないだろうな…

名無し「分かりました。急いで作りますね!」

私は急いで食堂に向かった。

もう夕方だしね。

手っ取り早く作れるもの…

その時棚の端にあるうどんを見つけた。

野菜もあるし。

よし、サラダうどんにしよっと。

これならすぐに作れる。

案の定数十分で作り終えることができた。

隊士「うんまっ!」

隊士「あっさりしてておいしっ!」

隊士「名無しさん料理上手っすよね〜」

サラダうどん、好評で良かった。

ザキ「ごちそー様っ」

名無し「お皿その辺に置いといてー」

ザキ「はぁい。あれ、その髪留め昼間見てたやつじゃん」

名無し「あ、これね!総悟がくれたの!」

私は髪留めに触れながらザキに言った。

ザキ「沖田隊長が!?へぇ、珍しい事もあるんだね」

確かに。総悟はプレゼントする側よりされる側っていうイメージがあるしね。

そう思うと余計に嬉しくなる。

ザキ「あれ〜?名無し、もしかして沖田隊長の事…」

名無し「はっ!?ち、違うから!!」

ザキ「わかりやす〜い」

ザキはニヤニヤしながら洗い場を去った。
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