第5章 高校生活
「え?」
「一緒に帰らねぇの?」
「帰るけど、」
「じゃあ行くぞ」
そう言って私の手を引っ張り、ずんずん進んでいく勝己。
「ひゅ〜〜仲良くね〜」
「ラブラブだなぁー」
あ、あぅ〜…恥ずかしい
「…」
何も話さない沈黙の帰り道。
「なぁ、花音」
「ん?」
「お前、俺のこと好きか?」
「ううぇ??!」
何ですか?!急に
びっくりしちゃって足ぐねったじゃん!
「う、うん好き。」
「世界で1番か?」
「う?うん」
「幼馴染としてじゃなくて?」
「うん」
「そーか。」
ん?なになに
「勝己どーしたの?急に」