第12章 過去
次の日、
未紗「大倉さん。居ますか。」
大「どうしたん?未紗ちゃん?」
未紗「学校に行く前にお姉ちゃんの様子見て行こうと思って見たら、唸されていて、熱もあるみたいで・・・。」
大「そりゃ大変だ。」
といい、チカの部屋へ向かう二人。
『う・・・う、やめて、もうやめてよ。い・・・いや。』
大「とりあえず、濡らしたタオルを額に当ててと。未紗ちゃん。学校は?」
未紗「でも、お姉ちゃん残して学校に行くのは・・・。」
大「チカは俺が見ておくから。俺、今日休みだし。それに、チカは自分が卒業できなかったから、未紗ちゃんには無事に卒業して欲しいと思うだ。ね。」
すると、未紗はメモを取り始めた。
未紗「分かりました。これ、私の電話番号です。何かあったら連絡してください。行ってきます。」
大「行ってらっしゃい。」