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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第7章 「流星モラトリアム」





「まさかあの落第寸前の特殊検体にこれ程の能力があったとは…」




「全く、最初から円滑にやってくれたら良かったものを。」




「漸く娘の下らぬ婿探しとやらも落ち着いたんだ、喜ばしい事じゃないか。」




「だが、今後も監視が必要である事に変わりはない。」




「第13都市を最重要特別監視として認定する、CODE016には娘をブランクレボスまで無事に運ぶ使命がある。」




「漸くですな…」












「特別監視都市…ゼロツーが正式に13プランテーションの管轄になったからかしら?」




「APE直属の親衛隊が、1プランテーションの正式なパラサイトになったんだ。前例はないが妥当な決断だろう…」




「そうね、ゼロもその件には賛同していたし…」







ナナとハチは13部隊の特別監視都市と認定されていた件について話していた、パパ達の考えをどう互いに思ったのか気になったからである。







「おぉ…ゼロツー、無事だったなぁ。」




「ダーリンが頑張ってくれたからねぇ…態々来なくても大丈夫だったのに。」




「そう言うな。」




「ヒロ、こちらはフランクス博士
__________フランクスの生みの親よ。」




「生みの親…」




「そしてこの子は…」





ナナさんはもう1人の少年を紹介しようとすると、
彼は自己紹介を拒んだ。






「紹介はいいよ、どうせ彼らとはまた事になるだろうからね。

潰されずに生き残った人間は初めてだ……
ふぅーん、こんな感じなんだね。

僕、君達に興味あるな____________」







何故か、私は彼を拒絶反応してしまい
ヒロの背中に隠れた。







「…博士、本日をもってストレリチア及びCODE002にはこの第13部隊への管轄対象へとシフトします。」




「とっくにジジィ共から聞いとるわい」




「よって、只今をもってCODE016を正式にCODE002のパートナーとして任命する。」




「はっ…、はい!」




「ダーリン、嬉しいっ!!」










ゼロツーはヒロに抱きつき、喜びを表していた。


正式にパラサイトとして一緒に乗れる事が彼らの生きがいとなるのだから__________________
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